とある公園に二人は居た。
ジョアンナ「ついたわね!ここが人間界?」
リサ「ええ、そうみたいね。見たことない植物がたくさん…」
ジョアンナ「へえ、人間界にもうちと同じ祈りの泉とかあるんだねー。」
リサ「うん!ここでつながってるんだね!」
そう、ここはデザートシティ。
早朝であるため、朝焼けが美しい。
二人は教えてもらっていたレイクサイドビューという区画まで、タクシーで行くことにした。
ジョアンナ「レイクサイドビューってどんなとこかなー??」
リサ「いいとこだといいねー♪アルド先生が先に行って待っててくれてるみたいだけど♪」
運転手「あなたたち、レイクサイドビューへ行くの?」
リサ「ええ、今度引っ越してきたんです^^」
運転手「そうなのー!!あそこは湖のほとりで、とっても景色がいいわよ!きっと気に入るわ^^」
ジョアンナ「ほんとに?!楽しみだなあ♪」
レイクサイドビューに着くころには、日も昇っていた。
ジョアンナ「わあああー!ここかあ!!確かに絶景って感じだね!!」
リサ「うん!!ここからは車も入れなくなってるみたいだし安全ね♪」
ジョアンナ「え…そこ?w」
リサ「でもどのお家かな?」
ジョアンナ「とにかく行ってみよ!」
リサ「あ、アルド先生だ!!!」
アルド「おーい!こっちやでー!」
ジョアンナ「ほんとだ!!いこいこ!」
アルド「やあやあ、やーっと来たな。お姫さん方。朝方にこっち着くって聞いとったからもっと早く来るんかおもてはよから待っとったのに!!」
リサ「ごめんなさい…タクシーの運転手のお姉さんに美味しいお店とか教えてもらってたら遅くなっちゃって…」
アルド「なにー?!」
ジョアンナ「まあまあそう怒らないで先生wで、ここがあたしたちの新居?」
アルド「話をそらしよって…まあいい、そうや、ここが君らの新居や!リバーサイドビューでもなかなかいいトコやで!」
リサ「わあああ、とっても素敵ね!」
ジョアンナ「うん!早く中に入りたい!!!」
アルド「中は君らのお父さんお母さんの指示で住みやすいようになっとる。」
アルド「中は後でいくらでも見れるから、先見せときたいモンがあるねん!」
リサ「こんなお家の裏に回ってなんですか??」
ジョアンナ「ちょっと、アルド先生、空中浮遊で移動は反則!!」
アルド「しゃあないやん、走ったら自然とこうなるねんもんw」
アルド「ここやここやw」
リサ「裏口??」
アルド「ああ、ここは普段は鍵かけといてほしいんや。あとで鍵はわたすわ。」
ジョアンナ「鍵って…中には何があるの?」
アルド「まあまあ、それはこれから見てもらうわ。」
リサ「わああ!ジョアンナ、すごいわ!早く来て!!」
アルド「そう騒ぐな騒ぐなw」
ジョアンナ「えっ、地下室??」
アルド「ジャーン!!どや?おれがセッティングしたマジックルームや!」
リサ「すっごーい!!なんか魔法!!って感じがしますね、先生!」
ジョアンナ「おおっ、魔法の練習をここでやるのね?」
アルド「その通り!」
アルド「君らにまず最初にやってもらうのはコレ!!」
ジョアンナ「鍋??」
アルド「そう!呪文とか派手な魔法も大事やけど、基礎になるんは理論や。まずはこの鍋でいろんな薬を調合できるようになってもらうで!」
リサ「素敵…」
ジョアンナ「(めんどくさそう…)それ、どうやるの?」
アルド「よっしゃ、今日は特別に俺のお手本を見せたるわ!!」
ジョアンナ「お手並み拝見、ですなww」
リサ「わあ、先生すごい!!」
アルド「ん…??(あら、どうもうまくいかん…長いことやってへんからな。。)」
ジョアンナ「どうしたの、先生?」
アルド「ん?いや、とっておきの難し~い薬を作ろうと思ったんやけどな、そういえば材料家に置いてきてもたわ!!やってもたー!!」
リサ「あら、それではできないですね…」
アルド「ごめんな、また今度材料持ってくるわ!!」
アルド(ふん、こんな2人にまじまじと見られとるなかで下手にあがいて無様なとこみせられへんしな!)
アルド「まっ、今日はオリエンテーションというか、本格的な授業はまた今度やから♪それまでにちょっと触って慣れとくのもいいかもな!」
リサ「先生ってすごいんですねえ…私も先生みたいにとっておきのお薬作れるようにならなきゃ!がんばろうね、ジョアンナ!」
ジョアンナ「う、うん…(ほんとに大丈夫?この先生w)」
夕食を一緒にとることにした3人。
アルド「いやー、それにしても高価な家具ばっかりやな!おれこんなとこソワソワして住まれへんわ!」
リサ「そうですかね??」
ジョアンナ「なんか小さいころからこんな感じだから違和感ないけど、普通はそう思っちゃうんだね。」
アルド「まあ君らは姫様やからな!それが普通なんやろ♪」
ジョアンナ「そういえば人間界でもユニコーンは出るみたいね!まあ白じゃなくて黒っぽいらしいけど…」
リサ「黒っぽいの?;;なんだか怖いわね…」
ジョアンナ「ユニコーンなんだからなにも怖がらなくても大丈夫よwねえ、先生?」
アルド「あ、ああ、そうやな!(それにしても変な絵。)」
アルド「さっき薬作れへんかった替わりゆうたらなんやけど、とっておきの魔法、見せたるわ。」
リサ「ほんとですか?!」
ジョアンナ「大丈夫~?」
アルド「ほ~らよっと♪」
リサ「わあ、すごい!お部屋がピカピカになったわ!!」
ジョアンナ「わお☆先生やるじゃん♪」
アルド「まあ君らも何年か修行積めばできるようになると思うで♪」
夕暮れ、アルドは帰っていった。
アルド「ほななー!!また次の授業の日にちは連絡するわ!なんかわからんことあったら水晶使いや!」
ジョアンナ「はーい!バイバーイ!!って水晶?!」
リサ「水晶のことなんて一言も聞いてないわよね??」
ジョアンナ「行っちゃった…あの先生、すごいのはわかったけどなんか抜けてるよね…大丈夫かなあ…」
リサ「でも最後の魔法はすごかったよね??まあ水晶ならお家でも見たことあるし、なんとかなるよ、きっと♪」
ジョアンナ「うん、そうだね!人間界、楽しもうね!」
リサ「うん!!!」
つづく
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